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インディアンジュエリーのふるさと

文責・版権:スーザン小山[2003(C), 2006]
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2004年1月11日発行・2006年8月4日改訂


みなさんのなかにはインディアンジュエリーの美しさに魅せられているひとびとが少なくないでしょう(私のショップをご覧ください)。ここに紹介するのは、現在のインディアンジュエリーのご先祖さまで、いずれも昔のアナサジ遺跡から発掘されたものです。
ところでみなさんのなかには「アナサジ?なにそれ」というひとが多いでしょう。ですが、じつはこのひとびとこそ、なにを隠そう、現在のホピ、プエブロ族のご先祖さま なのです。
そしてニューメキシコ、コロラド、ユタ、アリゾナにはアナサジ族の遺跡が数々残っています。
有名なメサヴェルデ国立公園(右の写真参照)はその代表です。〔写真クレジット: スーザン小山スティール)

ここにあげたものはその遺跡から発掘されたもので、少なくとも1000年くらいの歴史をもつものです。
ですが、絵を見るとわかるように、現在のホピジュエリーに見られるパターンによく似ているでしょ う?
それもそのはず、近代のホピジュエリーはこのような、昔のひとびと〔ご先祖様)の作ったものから模様を借りているからなのです。
そういう伝統がいまでも、ジュエリーその他の芸術品としてちゃんと生きているのです。 そう思ってみると、あなたのジュエリーもぐんと意義深いものになるでしょう?
     
              
上右の二品は、アナサジのひとびとの日用品です。左はかいじゃくし、右は水入れです。
このように美しく模様が入っているところを見ますと、日用品ではなく特別の儀式用だったのかも知れませんが、ご注意いただきたいのはその模様です。 美しい幾何学模様、そこには岩絵と同様、単純ななかにさまざまな意味が込められているはずです。
このようなものはいまでも形を変えて、インディアンジュエリーの、特に銀細工のなかにとりいれられています。
どちらの作品も1000年以上も前のものです。
(Photo credit: http://www.pomona.edu/ADWR/Museum/collection/nativeamerican/pottery1.shtml)
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トルコ石のついたオニキスの蛙です。
蛙は水に関係があります。気候の乾燥したアナサジの国では水は特に貴重なもの、ですから水に関係あるもの雲でも蛙でも水鳥でも、すべて崇拝されました。
またアナサジのひとびとは特に、成長して体がかわるもの、つまり蛙や蝶々などを尊敬していました。 これは日本でも鯉が「出世魚」といわれて、成長ととももに名前が変わることとよく似ています。
このような小さな動物の置物はふつうエフィジーと呼ばれ、儀式には大切なものだったようで、さまざまな動物があります。
いまではフェティッシュとして、インディアンジュエリーとして楽しまれているものです。
この蛙もまたアナサジの遺跡、チャコキャニオン国立公園から出たもので、800年から1000年の古さです。
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                   左はチャコキャニオンから発掘されたトルコ石の首飾り。どんなひとがしていたのでしょうね?
この作品も1000年近くの古さのものですが、ディスク状の小さなトルコ石を連ね、まんなかに大きめの石をいれて強調しているところなど、現代の作品と少 しも変らない近代的な感覚ではないでしょうか?
背景のバスケットは一緒に発掘されたもので、歳月の流れの中で、もうすっかり形が崩れています。
ですが石はほんとうに、歳月を越えて美しさを失わないものですね。
これによってトルコ石は、ずっと昔から貴重品として扱われていたことがわかるのです。
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マンインメイズのテーマは非常に古くからあるものです。ですがもともとはアナサジ族のものではなく、それよりもっと南のひとびとが使い出したもののようです。
このバスケットの作者はいまのアリゾナの南のほうに住んでいる、トホノ・オーダム族です。この部族はアナサジ文化の外郭で、アナサジ族の子孫であるプエブロとかホピ族とはあまり関係はありません。
ですがこの模様はホピやナヴァホ族のジュエリーアーチストによって広く取り入れられていることは、ジュエリーファンのかたならみなよく知っていることでしょう。
この模様がどこから来たのかは謎です。

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