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新版 Pow Wow Dancers

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このページの版権は、テキスト、 写真ともすべてスーザン小山に属します。転載(ダウンロード)には小山の許可が必要です。リンクは歓迎しますが、そのさいにもe-mailまたはファック スにて、事前にご連絡ください。電子メール住所はジュエリーショップにあります。

First uploaded Nov. 1997 Last updated, April 16, 2000 新アップ デート 2004年2月12日・2004年5月はじめ

パウワウ写真集
写真はすべてスーザン小山撮影です。無断転載禁止。

みなさん、パウワウって知っていますか?パウワウとはもともとは、東部の 部族の言葉である、アルゴンキン語の「集まり」という意味です。現在においても意味は同じですが、一般的にはここに見られる写真のように、民族衣装に身を 飾って、踊りの技を競う集まりをいいます。

このようなパウワウは現在合衆国とカナダのさまざまな場所で、大小の規模 はありますが、広く開催されています。そして集まりは集まりでも、昔とは多少意味が違い、保留地を出て都会に住むようになったインディアンのひとびとが、 部族を越えた親睦、交流の場として催しているものです。そしてただ集まって踊ることから、やがて踊りのもっとも上手なひとを報償する、コンクールへと発展 して来ました。

ここで踊るものは宗教的でない踊り、社交のための踊り、楽しみのための踊 りとしての「ファンシーダンス」「ジングルダンス」などで、ごらんのように参加者は凝った衣装を競います。衣装もコンクールでは評価の対象になります。こ こでは部族の美人コンテストなども同時に開かれ、また退役軍人の行進、メディシンマンによる清めの儀式なども行なわれます。

パウワウの発祥は保留地ではなく、都会においてです。さまざまな理由で保 留地をあとにしたひとびとが、白人文化に飲み込まれることのないよう、インディアンとしてのアイデンティティーを守るために、互いの結束のために生まれた のが、このパウワウなのです。

いろんなパウワウを訪ね回りましたが、私の知っているもののなかでは、一 番圧巻なのは、毎年3月に開かれるデンヴァーのパウワウです。ここにある写真はそこで撮ったものです。


デンヴァー・パウワウの入場式風景 会場は恒例どおり、デンヴァー・コロセウムで、ここでは1月にカウボーイの ロデオ大会が開かれるなどのことでわかるように、 フットボール競技場のようにものすごく大きなところです。それを埋め尽くした、パウワウダンサーの大群をご覧ください。

写真左から:

正装したダコタの若者二人、ハンサムでしょ?

つぎはジングルダンスの若い女性ふたり、これはタイトスカートなのでただ ぴょんぴょん飛び上がるだけ。踊りの型はほぼきまっています。ただしドレスには無数のジングルがさがっていて、それが動きに従って鈴のように音を立て、そ れはそれはかわいらしいメロディーをかなでます。

一番右はこれまた正装を極めた男性です。模様 はすべてモーニングスター (とがった先が4つあるのは明けの明星の象徴)。頭も型飾りも鷲の羽根ですがたぶんほんものではないでしょう。なぜならほんものは儀式用にしか使えないか らです。でもカフス(袖口)はこれまたびっしり埋まったビーズ飾りのモーニングスター模様、なんとすばらしい衣装!
                                                                      

 

   

写真左: 

お父さんと息子のチームで す。こんなに小さな時から、将来のパウワウ優勝を目指してダンスのステップを踏むのですね。お父さんとお揃いのビーズ飾りは、お母さん、またはおばあちゃ んの丹精こめた作品なのでしょうね。 お父さんの頭の上に乗っているかざりはローチとい い、このひとのものは円形になっています。これは輪に羽根を植え込んで、このように羽根が直立した形になっていますね。つぎの写真のひとのものと比べてく ださい。
それとこのちいちゃな坊やも、色つきの羽根の小さなローチを頭につけているのが見えますか?お父さんと息子 のチームです。こんなに小さな時から、将来のパウワウ優勝を目指してダンスのステップを踏むのですね。お父さんとお揃いのビーズ飾りは、お母さん、または おばあちゃんの丹精こめた作品なのでしょうね。 お父さんの頭の上に乗っているかざりは ローチといい、このひとのものは円形になっています。これは輪に羽根を植え込んで、このように羽根が直立した形になっていますね。つぎの写真のひとのもの と比べてください。
それとこのちいちゃな坊やも、色つきの羽根の小さなローチを頭につけているのが見えますか?

写真まんなか:

この写真の前の男性はロー チを頭につけ、左手には大きな羽根のうちわを持っています。これはなくさないように、袖のところからリボンでつないでいますね。また腕輪は長めの、肘まで おおわれるようなすばらしいビーズ細工、そして揃いのビーズのチョッキを着ています。
また胸には、とっても長いブレストピースをつけています。これはふつう、骨で作ったものです。じつに素敵な 晴れ姿ですねえ。
その後ろの男性は顔上半を赤くぬっています。このようなペイントにはさまざまな意味がこめられていますが、 この場合はめでたいお祝いの日であるという意味で、赤い色に塗ってあります。赤がめでたさを表わすのは、日本でも同じですね。
このひとも頭にはローチを、胸にはブレストプレート、そして手には鷲の羽根のついた杖状のものをもっていま す。これは動物(多分てんでしょう)の皮が巻き着けてあります。伝統的な儀式用品です。
このひとびとはいうまでもなく、ただ歩いているのではなく、大きな太鼓の音、シンガーたちの祝いの唄にあわ せてステップを踏みなが ら行進しています。

写真右:

ここにお見せした写真は、 バッスルと呼ばれる男性用パウワウの衣装にかかせない腰飾りです(身に付けたところは、最初の若い男性の写真を見てください)。羽根は本来はゴールデン イーグルの羽根ですが、最近ではこの鷲は絶滅動物に指定されているため、本当に大切な儀式のときにしか捕獲することは出来ません。
したがって、パウワウ用のバッスルに使うようなものは、見かけだけではあまり違いのわからない七面鳥の羽根であることがおおいのです。この、頭に使う羽根 なども同様です。パウワウは大事な宗教儀式というよりも、ひとびとの集まり、非宗教的なものですからね。

いずれにしてもバッスルは、昔は勲章のような使い方をされていたもので、特別のひとしか身に付けることは出 来ませんでした。特別のひととは、部族のさまざまな重要な会議の役員などです。
部族には、部族のだいじな仕事、つまり他部族との平和外交のこと、交易のこと、経済、社会的なことがら、ま た領土のとりきめ、戦争などの緊急時の取り決めにおいて、それぞれ責任をもつ会議がありました。
ですからこのバッスルは、選ばれてその役割についているひとびとの役職、責任の性質その他が他の人々にひと めでわかるようにデザインされていたわけです。

    

写真上左:
若いカップルのダンサーたちです。女性のほうはジングルダンスのドレスの正装です。衣装には上から下まで、小さな金具の円錐形がいっぱい並んでいますね (下の写真の女性のもそうです)。ジングルとはジングルベルという唄でもわかるように、鈴がりんりんと鳴ることを意味し、だからジングルダンスも、ドレス につけたこのような金具をチリンチリンと鳴らせながら踊るものです。

このドレスは、スカートの裾がとってもタイトスカート風で、だから足を大きく動かせるような動きはなく、 ぴょんぴょんと上下に跳びはねる踊り方をします。
この写真の場合は特に、彼女のモカシンに注目してください。びっしりとビーズで飾った、じつにすばらしいも のを履いています。

右の写真は若い女性3人が出番を待っておしゃべりしているところをさっと撮らせてもらいました。手前 の女性のピンクはともかくとして、正面女性の衣装のブルーの部分は全部ビーズで埋まっています。これはすごいですよ。ひとつぶはほんの小さなものでも、い ちおうはガラスのビーズで、それが何千と集まると、もうあまりにもずっしりと思いのです。その精巧なありさまは、ただただ見事というほかありません。


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